なんとかなる。
こんにちは。
トロントの地下鉄はイエローライン(1番)とグリーンライン(2番線)を軸にブルーライン(3番)とパープルライン(4番)で構成されています。
地下鉄の通っていないところはストリートカーと路線バスでカバーされているのですが、Eglinton駅の東西を横断する新しい交通機関が建設されています。
それが、Eglinton Crosstown LRTです。
※LRTはライトレールトランジットの略です。
西はMount Dennis、東はKennedyまでの19kmの道のりを25個の駅に止まります。
今日はこのEglinton Crosstown LRTについて少し調べてみたのでまとめてみました。
Eglinton Crosstown LRT(5番線)
この路線はMETROLINX(GOトレインやGOバスを運営しているオンタリオ州公社)の所有で、日常業務・運用はTTCが行います。
他にもトロントの交通を便利にするための様々な計画があるようです。
数ある計画の一つとして現在進行し、2022年完成を目指しているのが、Eglinton Crosstown LRTです。
運賃
費用は現在未定ですが、PRESTOカードが使用できるとのこと。
LRTの車両と路線・駅
車両はストリートカーのような形ですが、路線はストリートカーのように道路に併設されているのではなく、専用の路線があるので、安定した乗客の輸送を可能とし、Eglintonを走るバスでの移動よりも最大60%早くなることを謳っています。
また、乗客の乗降時にも専用のプラットホームがあるので、車の通行を邪魔せず、渋滞の緩和を促します。
工事の進捗状況
Eglinton Aveを自転車で通っていると、建設中の駅をいたるところで見ることができます。
19kmの道のりの内、10kmは地下なので、ほとんどの駅は地下になります。そのため工事の進捗状況は地上から確認することはできませんが、Eglinton駅周辺の工事はまだまだのように感じました。(地下の工事は進んでいるのかもしれません。)
再開発のビル建設と地下鉄駅の工事のため、かなり複雑な工事なのだと思います。
建設は2011年夏に始まり、各駅や路線を段階的に工事しているようです。公式サイトによると、2022年完成を予定しているそうですが、今年中に開通できるのでしょうか。
※Wikipediaには2023年開業とありますね。
路線図
開通すると、今までグリーンライン(2番線)とバスによって行っていた東西の移動にEglinton Lineが加わることになります。
西端のMount Dennis駅ではUP Expressへの乗り継ぎができるようになるので、ピアソン国際空港までのアクセスがいい場所も増えますね。
家探しの範囲も広がりそうです。
まとめ
残念ながら、私たちがトロントにいる間に開業することはなさそうですが、開通すれば、トロントの公共交通機関はより便利になり、車の無い留学生の住める範囲も広がりそうです。
以上、参考になれば嬉しいです。
ご査収ください。