なんとかなる。
こんにちは。
今日でトロントに来てからちょうど8カ月が経過しました。この8カ月、何となく過ごしていた時期もあれば、英語に打ち込んだり、スポーツに打ち込んだり、夫婦で旅行に行ったり。
時期によって気持ちにばらつきはあれど、総じて楽しく、そして自分の気持ちに正直に生きられているなと思っています。
さて、本日はトロントに来て8カ月経った現在の気持ちを整理するために、今思うことを書いてみようと思います。
ちなみにトップ画像の鳥は、暖かくなるとトロントのあちこちにいるカナダグースです。バイト先のボスに教えてもらったのですが、英語で単数形はGoose、複数形になるとGeeseとなるのでご注意を。(どうでもいい豆知識、失礼しました。)
目次
トロントでワーキングホリデーをするために選択してきたこと
仕事を辞めて無職になる
これは仕事を辞めた当時の自分にとって、とても大きな選択でした。高校、大学、社会人と大きな遠回りをせず、いわゆる世の中の『普通』と言われる道を歩んできたと思います。今までの私の人生は、小学校時代のクラブ活動から中高の部活、大学生のバイトやサークル活動、仕事などを途中でやめたりするようなことは無く、最後までやり切る人生でした。
仕事に関しては、自分はこの会社で定年まで働くのだろうなと、漠然と考えていました。
しかし妻氏と結婚し、私をトロントに連れ出してくれて、今では本当に感謝をしているし後悔は全くありません。
妻氏は私とは違い、自分のやりたいことにまっすぐで、自分に正直に生きてきた人でした。そんな妻氏を心から尊敬しています。不思議なことに今では、会社を辞めたことを何とも思っていないし、何か新しいことに挑戦している自分が好きになってきています。
ジョブオファーを手に入れるためにジャパレスで働く
当時、カナダのワーホリビザを取得するには、カナダ入国前にジョブオファーを手に入れる必要があり、日本からZoomを使ってオンライン面接を行う必要があったため、当時はかなりハードルが高いなと感じていました。
英語が全く話せない私たちを雇ってくれるローカルカフェやキッチンなんてまず無いでしょう。雇い主にとって何のメリットにもならないですからね。それでも何とかカナダに行きたかったので、日本語環境の仕事に絞り、バイト探しをしていました。
海外に来てまで日本語環境(ジャパニーズレストラン等)で働くことに否定的な意見もありますが、私は全く気にする必要はないと思います。
バイト先が英語環境で不安だからとかで、海外生活に挑戦するハードルを上げないでほしい。まずはどんな形でもいいから挑戦してみる。それが大切なんだと今は思います。
このブログも何も考えずにとりあえず初めてみて、ブログ運営をしていく中で毎日勉強していますし、英語も現地のスポーツチームに所属し、少しずつではありますが、英語環境に身を置くようになってきています。
普通に生活しているだけで不安やストレスの多い留学生活。お金を稼ぐときくらいは日本語で働く。それでいいんじゃないかなと。
ワーホリのビザが切れた後のことを考える
トロントに来て8カ月。最近はビザが切れた後のことを考えるようになってきました。
まだまだやりたいことがあり、トロントをもっと楽しみたいのですが、現実問題帰ってからどうするのか。
- 8月に日本へ帰ったら暑そうだな
- 帰ったらどこに住もうかな
- 仕事どうしようかな
- 満員電車嫌だな
日本への帰国が楽しみでもある(主に食事)のですが、不安材料もたくさんあります。もう少し若ければ、もう一か国くらいワーホリに行きたかったのですが、現在31歳の私たちにその選択肢はありません。
そこで、前から考えている(計画はほとんどしていない)のが、オランダの個人事業主ビザ。
これは、昔に日蘭協定が結ばれたことで、『日本人は厳しい条件なしに、オランダで起業して、居住することができる』というものです。
オランダに移住などという、大それたことを言うつもりはありませんが、単純にヨーロッパ圏に住んでみたい。そんな気持ちで現在少しずつ調べているところです。
英語のレベルは?
トロントに来てから、一時期はモチベーション高く英語の勉強をしていた時期もありましたが、私自身の目標が明確でないので、どうしても勉強の継続ができていません。
妻氏は、オンラインの語学学校に通うことで着実にレベルを上げています。語学学校に通う前の自分だけで勉強することに限界を感じていたそうです。
毎日自分で勉強を続けられている方々は本当に尊敬です。
そんな私でも、バイト先のカナディアンや現地スポーツチームのメンバーとは何とか意思疎通ができるくらいにはなりました。(言いたいことの10%以下での意思疎通です。)
こんな英語レベルで、さらにオランダに行くとか言っている私たち。
カナダで生活しているうちに、心が鍛えられているのだと思います。
トロントという街について思うこと
本当に住みやすく、素晴らしい街だと思います。自然と都会のバランスが取れ、交通網も不自由ない程度に整備されています。
また、移民が多いため様々な文化に触れることもできます。
しかしそれは、どこまで行っても外国人の一時滞在者である私たちが思うこと。
実際にトロントに長く住んでいる人たちは、トロントなりの苦労があるんじゃないかと。
東京も一緒だと思うのですが、いいところだけを切り取ればいい街だと思います。でも実際は生活困窮者が増えていたり、日本企業の勢いが衰え、世界から取り残されていたり。
私のトロントの友達も、一時期ホームレスだったことがあったとのこと。
トロントは家賃が高すぎるので、彼は現在、トロントから西へ120kmに位置するKitchenerというところに住んでいます。
彼によると、トロントは富裕層と貧困層の二極化が進んでおり、中流層以下の人達にはトロントは住みにくい都市になってきているとのこと。
これは東京に住んでいても同じなのかなと。
以上、取り止めのない文章となりましたが、トロントも東京もそれぞれ良いところ悪いところがあるので、両方の都市に好きな時期に住めればいいなと夢見ています。
まとめ
普通に日本で暮らして、普通に企業に勤めていたら、今回記事にしたようなことは考えもしなかったと思います。
私たち夫婦共に大きな目標もなく、『海外で生活してみたい』という気持ちだけで、ここまで行動してきましたが、行動してみてわかることは本当に多い、ということを日々思い知らされています。
そして、自分は意外と色々なことに興味があったのだなという発見もありました。
これからも、自分たちの気持ちに正直に、残りのトロント生活を楽しんでいきたいと思います。
以上、参考になれば嬉しいです。
ご査収ください。