【実体験】ワーホリ後のキャリアブランクが転職に与える影響

こんにちは。

なんとかなる。

大変ご無沙汰しております。

1年間のギリホリ後、3ヶ月のヨーロッパ滞在を終えた私たちは、2023年2月中旬に日本に帰国しました。この1年半の経験は私たち夫婦にとってかけがえのない経験になったことは間違いありません。

が、残ったのは少々の英語上達とたくさんの思い出と度胸。

日本での生活に気持ちを切り替え、すぐに転職活動を始めた私(妻氏はワーホリ中も日本の仕事を継続中)に待っていたのは、厳しい現実だったのです。

本記事では、「ワーホリのキャリアブランクって、実際どうなの?」という問題に寄り添って、私の実体験と感じたことを記録に残したいと思います。

これからワーホリに行かれる(特にギリホリ)方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

私の立ち位置

まず、私の状況はこんな感じです。

  • 2021年9月~2022年8月までカナダのトロントにてワーキングホリデー
  • ワーホリの目的は、海外で生活してみたいという軽いノリ
  • 日本に帰国後、2022年11月中旬~2023年2月中旬までヨーロッパ滞在
  • 英語レベルは、ネイティブの会話が30%程度理解できる程度
  • TOEICは400~500程度(受けてないけど)
  • 前職はメーカーの営業
  • 際立ったスキルは無し
  • 1年半の海外生活で、大きな目標を見つけられず、日本での生活を決意

こんな感じです。自分でいうのもなんですが、大した目標もなく、何となくワーホリを過ごしてしまい、世間一般から見たら、失敗の部類に入るワーホリ生活だったのかもしれません。しかし、私にとっては、妻氏とたくさんの思い出を作ることができた、かけがえのない時間だったように感じます。

しかし、これをかけがえのない思い出にするためには、日本での生活を安定させなければいけません。

ワーホリ中やヨーロッパ滞在中は、いつものごとく「まぁなんとかなるだろう」と思っていた自分を説教してやりたい。そんな気持ちです。

転職は転職エージェントを利用

2023年2月中旬に帰国し、役所関係の手続きを終えた私は、すぐに「マイナビエージェント」に登録。すぐに転職活動を開始しました。

転職活動のスケジュール感と主な流れは下記のような感じです。

※あくまで目安です。

転職活動期間は実質1カ月。幸運にもマッチングする企業があったため、比較的早く転職活動を終えることができました。が、転職活動は1カ月半程度のスケジュール感で進めていくことが多いようです。

私の場合は、転職エージェントを利用。その中でも、大手のマイナビエージェントに登録。利用料は無料ですし、転職のプロから応募書類のフィードバックや面接対策まで受けることができます。私的には転職エージェントを利用して本当に良かったと思っています。

まず、自分の立ち位置(社会的価値みたいな)を客観的に見てくれますし、転職活動って友達には頼りづらいけど、一人でやるのもしんどいと思います。その点、適度な距離感で相談ができ、アドバイスももらえるエージェントには本当に感謝しています。

転職活動で苦労したこと

ギリホリとヨーロッパ滞在を終えたときの私の年齢は32歳。転職市場において、この年齢は結構ギリギリ。加えて、1年半を超える社会人ブランクは書類選考に大いに影響しました。エージェントとの面談で、書類選考の通過率は1割と言われて怖気づいていた私は、22社に応募。結果、書類を通過できたのは6社。売り手市場の時期だったのが幸いして、思ったよりも書類は通った印象です。

しかし、書類で落ちてしまった16社の内7割はブランクが理由でした。

その他の理由としては、前職で得たスキルと、求めるスキルの相違。32歳の私にとって、業界未経験は職種を変えることは厳しく、書類を通過することができたのは、前職のスキルが活かせる求人のみでした。

もう少し年齢が若ければ(25歳くらい?)、今後の成長も見込んでの採用はあったとは思いますが、ギリホリ後の年齢だと、その望みは薄いと考えるべきです。

その点、前職との親和性(転職後の再現性)が高い企業の書類通過率は高かったので、これが書類通過率を高めた要因だと思っています。

ワーホリ(ギリホリ)後の人が面接で気を付けるべきこと

まず間違いなく、ワーホリに行った理由は聞かれます。

「ただ、海外に住んでみたかった」という理由だけで退職し、夫婦でワーホリに行った理由が気にならない人はいないと思います。

具体的な質問方法はこんな感じです。

面接官:退職してワーキングホリデーに行かれていたのですね?その決断に至った理由は何ですか?
※一般的には転職理由を聞かれるタイミングで、ワーホリの理由を聞かれました。

ここで馬鹿正直に、「ただ、海外生活を経験してみたかったからです!」と言っても、

面接官の心の声:(この人は本当に遊びでワーホリに行って、何も得ることが無かった人なんだな・・・)

こんな風に思われて、イメージアップにはなりません。そこで私の取ったスタンスは以下の通りです。

  • 自分の長所は一貫して『行動力』
  • 経験してみないと気が済まない
  • 30歳がワーホリ制度を活用できる最後のチャンス
  • 行動力を活かし、海外生活を経験することができた
  • 結果、新しい環境に適応する力を得た

こんな感じで、「目標に対して達成することができた」というスタンスで話すことを心がけていました。

もし、移住ビザの獲得を目標にワーホリ制度を活用していた人でも、その夢が叶わなかったというスタンスよりは、以下のように伝えるといいかなと思います。

  • 以前から転職を考えており、海外で活躍できる企業への転職を目指していた。
  • 語学習得のため、ワーホリ制度を活用
  • どんな環境でも適応できる力と語学力を得ることができた
  • 結果、海外で活躍できる人材になることができたことを伝える

上記のように伝えれば面接官は、

面接官の心の声:(この人は目標に対して、能動的に行動し達成することができる人なんだな。)

こんな風に思ってもらえるのではないでしょうか。要は伝え方です。

ここで気を付けなければいけないのは、全ての受け答えに『一貫性』を持たせることです。

ワーホリ(ギリホリ)に挑戦する人であれば、『行動力』は十分売りにできるはずです。この『行動力』を軸に、全ての受け答えを考えていくといいと思います。

ワーホリ帰国後に後悔したこと

やっぱり英語は上達しておくべきだった。(当たり前・・・)

海外移住などの大きな目標が無かった私は、英語を絶対に上達するという覚悟が足りず、転職時に有利となるような英語力を身に付けることができませんでした。

日本の転職市場では、まだまだTOEICが第一線。

上場している大きな会社であれば、海外勤務があることを見越した英語力というのは必須条件であることが多いのです。

もし、TOEICで最低でも600点あれば、かなり選択肢が広がりますし、700点あれば、大手企業からの引く手数多です。

私が最後に受けたTOEICは、5年ほど前に受けた400点くらいだったと思います。もちろん、この点数では何の役にも立たず、履歴書にも書きません。

転職活動も終わったので、TOEICは近々受けてみようと思います。

まとめ

全ての人が、明確な目標を持って、ワーホリに来ているわけではないと思います。(目標がある人で、実際に行動に移せている人は本当に尊敬。)

その場合、日本へ帰国し日本での新たなキャリア形成は避けては通ることはできません。その時の選択を広げるためにも、TOEICの勉強は非常に役に立つはずです。

「ワーホリに行くなら英語を出来る限り習得する」

当たり前の結論にはなってしまいましたが、この記事が、これからワーホリ(ギリホリ)を目指す人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

ご査収ください。

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